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Channel: Tabi・・・  想い出のひきだし
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お留菓子 姫小袖

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松江藩お留菓子 姫小袖

松江は茶菓子処と呼ばれるほど 人々の生活と茶の湯が深く結び付いています

松江の茶人松平不味公(松江藩の七代藩主・松平治郷公)は大名茶人で不味流を興し 名物道具の蒐集・名器の研究など 多大な足跡を残され また、その審美眼は多くの名菓を生み 作り伝えられています   その中でも「姫小袖」はお殿様から茶会や法要の折 特別にご用命を頂いたお菓子として  他所売りを固く禁じられたことから お留菓子と呼ばれているそうです   現代に生まれていてよかったですわ(*^-^*) 和三盆と皮むき餡で作られる打菓子・・・ ホロリとくずれる繊細なお味 味わうことができるのですから                 宝暦年間(1751~)創業の一力堂 初代の三津屋作兵衛さん 不味公の御用菓子商を務め 以来「御座菓子座」としてその伝統と味を受け継いで現在に至るとのこと   本菓は旧藩時代の松江城主松平家の茶会や法要などの折 ご用命になっていたお菓子 本菓の銘を聞くにも 尋ねるすべもありません 表の綸子の模様を紅白に染め分けた 品位あるところから姫小袖と名づけたものです   旧藩当時そのままに 手作りの和三盆糖を精製し用い 綸子の図柄は 郷土の名工・荒川亀斎の掘ったものをもとに使用しております                                              *冊子より抜粋させて頂きました*          

 

 


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